ヘッドホン:SENNHEISER HD600 番台:(1) 散財中


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  • 以前下調べをしました。ヘッドホン:SENNHEISER HD600 番台:(0) 購入検討:(評論家について思う事) - dai_h_73’s diaryそして、オークション等で入手した機種は以下の通りです。なお、あらかじめ病気が重症になることを見越して、中華製のイヤーパッドを確保して、これを普段使いとして使用することにしました。そのため、後日比較なんかしようと思っていますが、各機種の裸特性が比較出来ると思います。
    • SENNHEISER HD580 Precision
      • 中古を落札:消耗品を交換したので状態は良いです。
      • バッフルのメッシュ素材が黒の貴重品でした。音質的に最も好みでした。
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    • SENNHEISER HD650:ジャンクを落札:以前は音出しOKとのことでしたが、左のドライバのボイスコイルが駄目でした。そのため部品どり決定。(涙)
      • HD650ジャンクですが、悪臭がひどく埃と油まみれで掃除が大変でした。
      • お金はかかってしまいましたが、掃除の過程で分解方法をインターネット検索して、分解技術と度胸を手に入れました。
        www.youtube.com
      • 同シリーズと長く付き合っていく勇気と覚悟も同時に手に入れました。草
      • こちらのシリアルは、0X~台でした。後述のGolden Era以前のモデルのようだったので、ドライバ破損は非常にもったいなく思います。
      • とりあえず適当な中華ドライバに入れ替えて遊んでます。
    • SENNHEISER HD650:中古を落札:シリアルを質問したら教えて頂けて、あっさり落札出来ました。
      • ワンオーナー品で、シリアル番号がビンゴだったので、ほぼ間違いなくGolden Eraと思います。2個目で入手出来てラッキーだったと思います。
      • こちらも手際よく分解し、食器用洗剤、歯ブラシ、アルコール等を駆使して清掃いたしました。
      • ドライバの端子の接触不良がありました。上記の分解動画で紹介していましたが、ドライバユニットの極小スプリングを修正しました。
      • 振動板の中心が(左右両方)つぶれて(押し込まれて)いました。少し勇気がいりましたが、ユニットの裏側から「ぷっ」っと息を吹きかけて修復しました。「ふ~」ではなく「ぷっ」が良いようです。さらにノウハウと度胸がつきました。草
      • オリジナルを尊重したいので、Dmaaチューニングは行わない予定です。(既に出来ないし)
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    • SENNHEISER HD660s:中古を落札:年式も新しいし人気があるのか最も高価でした。
      • 外装に一部難ありでしたが、修復出来ました。音質的にはもっとも印象に残らない感じでした。中古とはいえエージング!!?が終わっていないのかも。
      • 同機種がモダンな音質とのことなので、じっくり聞いて体(耳)をエージングしていこうと思います。草
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    • SENNHEISER HD600(未入手):お店で試聴したし、HD580 Precisionがあるので何となく音質の傾向が予測付きます。気長に探そうと思います。(シリアルよりGolden Eraと思われる個体を入手しました)
    • SENNHEISER HD580 Jubilee(未入手):HD580 Precisionの網をHD650ジャンクの網に付け替えると再現できるかな?草
  • SENNHEISER HD600 番台といえば、ハイインピーダンス(300Ω)が主流なことに加えて、オープンエアのため能率が比較的低めです。そのため、音量を確保する目的でヘッドホンアンプということになります。しかしながら、「ヘッドホンアンプからコードが伸びて音楽を聴く」ワイヤレスの便利さを知ってしまったので、ワイヤードのままにしておくと稼働率が下がってしまう。
  • 世間様はヘッドホンアンプとおっしゃいますが、音質がとても素敵なので稼働率を上げるため、音質を犠牲にしてもたくさん聴いていたいと思いました。そのためBluetoothレシーバです。音量的に心配でしたが大丈夫でした。
  • いろいろなネットの書き込みを読んでいると、「ハイインピーダンス→駆動力が必要」との記述を見ますが、ほんの少しでも電気回路をかじった経験があれば誤りであることに気づくと思います。音量の確保の問題は残りますが、アンプの負担という事であればローインピーダンスの方が負担が大きいのです。
  • その証拠に、一般的なオーディオアンプのスペック表には、4-16Ωとか書かれていたりして、16Ω以上を接続してもオーディオアンプは壊れませんが、4Ω以下を接続すると限りなくショートに近づくのでオーディオアンプが壊れます。
  • ハイインピーダンスのヘッドホンは、アンプに優しいけれど音量の確保が難しく、音量の確保が出来ればとりあえず問題なしと思うのです。スペック的にも同一のアンプであればハイインピーダンスの方がダンピングファクタが高くなるので、世間で言われているほど気にしなくて良いかと思うのです。もちろん別途ヘッドホンアンプを使用すれば、使用しない場合と比較して音質は良くなると思いますが、ヘッドホンの機種を超えるほどの改善(変化)は無いと思います。
  • そもそもヘッドホンアンプにお金を掛けるのであれば、その分を追加してHD800系を購入した方が幸せになれるように思います。
  • いろいろ書きましたが、普段は並みのBluetoothレシーバーで聴いて、ちょっと真面目に聞くときはES100 MK2 Bluetooth Receiver – Earstudioでバランス駆動すれば良いかなって思います。
  • 一番心配していたHD580 Precisionですが、きちんと音量確保できました。AKG K701よりも気持ち音量を上げる程度でした。アンプのボリュームって出力電圧とリニアだからね。
  • SENNHEISER HD600 番台をぱっと聞いたところ、どの機種も共通して感じたのですが、キャパシティが大きい、つまり音量を上げてもやかましくならないです。TDLのパレードBGMが比較的大音量だと思うのですが、やかましくならないので赤ちゃんが泣きださない感じといったところでしょうか。裏を返すと、ぜいたくな悩みなのですが、適正な音量をどこにするのか迷います。草
  • HD650が低音寄りとの評判ですが、思ったよりもスッキリしていたのが意外でした。お店の試聴ではHD600(HD580)が好印象だったのですが、家で数時間聴いてみるとHD650が好印象になりました。最も分解清掃を念入りに行ったので愛着バイアスがあるかもしれません。
  • HD660sが評判ほどいいと思えませんでした。有名なレビューアの記事Sandal Audio: ゼンハイザーHD660Sの試聴レビューにも書かれていたので、たっぷりエージングしようと思います。
  • じっくり聞き込んだら音質比較なんかをしてみようと思います。

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