オーディオ:音場補正

音場補正ネタですね。

一旦は、PCベースで自動音場補正を試みようと思ったのですが、誘惑に負けました。
BEHRINGER ( ベリンガー ) >DEQ2496 ULTRACURVE PRO マルチプロセッサー 送料無料 | サウンドハウス
買っちゃいました。っといっても、いつものオークションで中古を安価に。オークションを続けていると安価に入札する技術が身についてくるようで、同出品が4台あったのですが各々の終了時刻からアクセルを踏むタイミングを見計らって、他の出品を落札するよりも10%以上安価に落札できました。
いろいろ調べると、2496で入力すること等々書かれていましたが、ライトに動かそうということで、以下の通りとしました。音量調節を最終段で行っているので、16bitとはいえカジュアルに聴く分には深刻なビット落ちは無いと思います。あと、副産物としてイコライジングした結果ピークを越えてしまったときは、iPhoneの音量を下げれば解決します。あ~なんともイージーだ。

iPhoneのストリーミング(Spotify)→Bluetooth
https://www.amazon.co.jp/dp/B07R5Z822Q→SPDIF出力(44.1k16bit)
DEQ2496→SPDIF出力(44.1k16bit)
https://www.amazon.co.jp/dp/B004PIPKGC→音量調節をして
長岡鉄男 D-50バックロードホーン FOSTEX FE-206Σ FOSTEX FT-90A

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この機械、非常に多機能で最初は操作に戸惑いましたが、1時間位いじくっていると操作のルールが分かってきて、大体のことは出来るようになりました。あとは、サウンドハウスの製品ページにある使い方ビデオを見れば大丈夫でした。そして、動作確認目的で自動音場補正(Auto EQ)やってみました。35年前にADC SX-525XでAuto EQを動かしたことを思い出して、懐かしかったです。当時と違うのは、プリメインアンプまですべての過程がディジタル処理で行われること、ファンタム電源によるコンデンサーマイクロホンを使っていること、ローからハイまできちんと出力できるスピーカを使っていること、です。そのため、当時は動かすまでに大音量のピンクノイズがばらまかれて、生きた心地がしないまま失敗を重ねて、動かしきったときには油汗びっしょりでしたが、今回は35年ぶりとはいえ2回目だし、ピンクノイズは大音量を解き放つ必要があることを経験値として知っていたので、びっくりするほどスムーズにAuto EQ動かせました。当時の苦労はなんだったんだろう??!

補正結果は改めて載せようと思いますが、ライトにAuto EQを動かしたところ、高域はFOSTEX FT-90Aがきちんと効いていて、20kHzまで補正範囲内に収まっていました。低域はオペレーションミスでAuto EQが行われなかったのですが、300Hz以上は補正の範囲内に収まっていました。つまり300-20kまで大体フラットに出来ていたようです。そして、補正後の音を聞いてみると、300Hz以下がどうなっているのか不明ですが、ちょっと高域出すぎじゃないかなって思いました。もしかしたら、マイクロホンがIK Multimediadaだったからかもしれませんが、BEHRINGER ( ベリンガー ) >ECM8000 測定用コンデンサーマイク 送料無料 | サウンドハウスは特性にばらつきがあるという噂だし、本当のところは不明です。一方普段、MDR-Z1000、MDR-CD900st等々を聴いていてそんな風に感じるので、フラットって大変だなぁ~(謎)って思いました。

こんな感じに、目をサンカクにして聴こうと思えばコーディックやアップサンプリング等々あると思いますが、自宅スピーカでイージーにフラットレスポンスで音楽を楽しむ分には十分だと思います。

で、本題のヘッドホンの音場補正(こちらは手動です)ですが、自宅でピーピー正弦波を出力できるわけはなく、カラオケボックスの利用を考えていますが、なんかPCを持ち歩くよりもDEQ2496を持ち歩いたほうが楽な気がしてきました。この機械、2.1kgしかないんです。PC、Audio I/Fを持ち歩くことを考えると、セットアップの簡略さ加減も含めてDEQ2496が楽に感じました。そうするとテストトーンをどうするか?ファイルを作成してiPhoneで再生させるかなぁ~。

DEQ249の使いこなしについてですが、以下サイトが非常に参考になります。
index
...ですが、ここに書かれていることを全て実施しようと思うと、カジュアルではなくなっちう。同居人の許可が取れればやってみたいけれど、難しいかなぁ~。

こちらも参考になります。
DEQ2496 digital equalizer
高額な機器と組み合わせた時の挙動が書かれているので、なんとなく安心できます。アナログソースも一旦ディジタルに変換して出力するという話は30年前に聞いたことがあって、当時はなに馬鹿なこと言っているんだろうと思いましたが、このサイトのように積極的に加工するのであれば最もだと思います。そして、音楽ソースは音場補正した環境で聴くことでより良くなると力説されているので、(自身、高級な耳を持ってないので)安心できます。20年位前に金満になったらフルディジタルネットワークでJBL 4344のバイアンプ駆動とか妄想していたので、憧れます。

故障については、こちらが参考になります。
DEQ2496初期画面にならない不具合修理:低予算オーディオ記2:SSブログ
なにかあったら、電源周りのコンデンサを交換するんですね。とりあえずは熱い場所に置かないように気を付けて、起動できなくなったらコンデンサを交換してみようと思います。

以下駄文です。
最近というか20年前から思うのは、各種オーディオ雑誌に記事を書いている評論家たちは、実は文章のプロで機材についてはシロウト?って思わざるを得なくて軽い怒りを感じます。カメラ雑誌の記事についても同様の軽い怒りを感じます。ターニングポイントとしてPCが果たした影響が大きいと思います。USBケーブルで音が変わるとか阿保らしくて阿保らしくて、ビットパーフェクトなのに違いがあるの?スポンサーとの付き合いとかしがらみまみれなんだろうけれど、食べていくのに必死なんだろうけれど、ユーザを馬鹿にするのもいい加減にしてほしい。高音質NASとか馬鹿げていると思う。CDトランスポートもエラー補正が...とか語るけれど、\100のジャンクCD-ROMドライブで、WAVファイル取り込みを複数回実施してファイル比較すると、何回行っても結果は一緒。だから、ビット落ちしないようにディジタルで加工して、最終段のD/A変換以降を気を遣うことで、95点とれると思うのです。