ABAP New open SQL:SQL関数拡張 on ABAP 7.50

ひょんなことから、ABAP 7.50を触る機会がありました。
目的は別に有ったのですが、New Open SQLを試さずにはいられませんでした。

SAPのアナウンス通り、UNIONをサポートしていたのですが、(ネタとしては派手ですね)
地味にインパクトがあるのはSQL関数拡張と思います。

Google等で以下キーワードで検索すると出てきます。
Open SQL in Release 7.50
そのなかに、SQL関数拡張「SQL Functions Expanded」があります。

ABAP 7.4の時は、New Open SQLの文字列編集系SQL関数は一つも無かったのですが、
ABAP 7.5になって、以下SQL関数が使えるようになりました。(検証してないけれど)
・CONCAT()
  文字列結合
  たとえば、DATSとTIMSを結合してTIMESTAMPに変換出来る。
・LPAD()
  文字列の桁埋め
  たとえば、0で桁埋めすれば、NUMCの内部形式に変換出来る。
・LENGTH()
  文字列の長さ取得
  たとえば、SUBSTRING等と組み合わせて。
・LTRIM()
  文字列のトリム
・REPLACE()
  文字列の置換
・RIGHT()
  文字列の切出し
・RTRIM()
  文字列のトリム
・SUBSTRING()
  文字列の切出し

Excel関数をほんの少しかじったことがあれば、フィーリングで使いこなせるものばかりです。
が、とっても適用範囲が広いので、SELECT文で内部テーブルにデータ取得後のループによる編集が、
大幅に削減できます。


ABAP CDS Viewなんかもありますが、ABAPのみで出来ることはまだまだありますね。
本当にパフォーマンスが欲しいときは、HANA Infomation View + AMDPで実装することになりますね。


あとは、内部テーブルに対してSELECT文が実行できれば、
HANA Viewと(機能的に)同等レヴェルのCode to Dataが実現できるんだけれど、
仕組み上難しいかな。
ABAP 7.52で出来るようになりました。後日改めて書きます。(2018-10-23)


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以上