ヘッドホン:MDR-Z900HD:MDR-Z600 聴き比べました。

気の迷いから気まぐれで気がついたら落札してしまいました。
・MDR-Z600
MDR-Z900HD

っというのは、自身初のヘッドホン、MDR-CD900民生用から、以下の通り基本路線がブレないまま今まで来ているので、変化球が欲しくなりました。SONY製ヘッドホンの系譜の一つである以下をなぞってみたいというのもありました。この中で、MDR-CD999、MDR-Z900は手に入らなかったので、それ以外の4機種を聴き比べしてみました。あと、MDR-Z600もですね。だから5機種になります。
・MDR-CD900民生用
MDR-CD900stネオジウム
・MDR-Z1000
・MDR-Z600
MDR-Z900HD


・MDR-CD900民生用
いまだにバランスが絶妙です。これ以前に広帯域のヘッドホンはほとんど無かったので、奇跡のバランスなのではと思っています。低域の量感、中域の控え目感、高域の刺さらないギリギリな感じ、別途自身のブームの自動音場補正したスピーカの音と比較しても大きな違和感は無いです。

MDR-CD900stネオジウム
いわゆる国内標準機ですね。高域は若干刺さりますが私は気になりません。ハイハットシンバルの音が好きなのでむしろ良いかもと思います。中域の控え目感も丁度良い感じです。いろいろ話題になる低域ですが「正しい装着」をすると低域の量感は誤差の範囲内ですが僅かに多いか位で丁度良いと思います。この「正しい装着」が曲者でイヤーパッド内に外耳を押し込むのが正解だそうです。(多分)

・MDR-Z1000
10年近く前に初めて聞いたときは高域不足に感じましたが、今聞くと丁度良いと思います。あと高域がシルキータッチというかきめ細かく感じます。実はここ最近のヘビロテでして室内屋外問わず稼働率が高かったりします。

・MDR-Z600
他のヘッドホンと比較してクラスが下がるので仕方がないことなのですが、低域高域共にナローレンジに感じます。しかし大雑把に帯域バランスは取れていると思います。他の方のレビューにもいろいろ書かれていますが良い製品だと思います。

MDR-Z900HD
実はこの機種が今回のテーマです。少し調べると賛否ハッキリ分かれています。つまり確かな情報に乏しい。当初低音が出てない玉を引いたようで比較的大音量で24時間エージングしてみました。
スペックでは80kHzまで伸びているので、ハイレゾ対応のハシリだと思います。ハイレゾかどうかは不明ですが確かにサ行やハイハットの16-20kHzがきちんと聴こえます。しかしながら違和感有りなんです。
そこでDEQ2496のパラメトリックイコライザーで調べてみると2-8kHzが出すぎなんです。-6dBくらいするとバランスが良くなります。中高域の解像度感はこの辺の帯域なので、ネットの評判とも一致します。
全帯域よく出ていますが2-4kHzに大きなピークがあってバランスが崩れてしまっているというのが私の感想です。おそらくですが、初のHDドライバーということでまだノウハウに乏しく80kHzを達成するのが精一杯だったのではと思います。



小学3年生の息子が、ヘッドホンで音楽鑑賞する事を覚えて、寝る前に音楽聴きたいと、おねだりするようになりました。英才教育として(笑)、義務でMDR-CD900stネオジウムDonald Fagen /I.G.Y.を60秒聴かせてから、好きな曲を数曲聴かせてます。

https://m.youtube.com/watch?v=Ueivjr3f8xg