ヘッドホン:MDR-CD900stの低音不足問題

CD900stってさ~モニター系の代表格だからさ~に続くのは?
・中高域寄りだよね~。
・低音は量感無いけどタイトで引き締まっているよね~。
・プロはヒスノイズを聞き分けなければいけないから低音は要らないんだよ。

恥ずかしながら、自身は「フラットな音」を一度も聴いたことがありません。もしかしたらレコーディングサイドで、「ありふれた再生環境」で気持ちよく聞こえるように積極的に加工しているから、フラットな音で聴くことは無意味かもしれません。SM57や、ノイマン、NT1等々、フラットでは無いし。ミキシング過程で如何様にもなるし。しかしながら、自身を含めてマニアは、「フラットな音」「無色透明」「混ざり気の無いストレートな音」を求めてさまよい、ハイレゾやクライオジェニックに多額のお金をつぎ込んでしまうのでしょう。いつも通り話がそれました。

イヤホンの場合顕著だと思うのですが、イヤーピースの装着状態、イヤーピースの種類によって、低音の量感が大きく変わると思います。例えば、耳から外れかけたイヤホンの音は、シャカシャカして低音の量感がほとんど無いと思います。オーバーイヤーヘッドホンでも、装着状態からヘッドホンユニットを耳に強く押し当ててみると、低音の量感が増えると思います。ヘッドホンの振動板と鼓膜の距離が短くなると低音量感が増えるのではと思います。

前置きはこのくらいにして、MDR-CD900st、薄めのイヤーパッドで隙間ができないように慎重に装着すると、低音の量感が十分出ると思います。っというのは、以前自身のブログでヘッドホン:MDR-CD900ST:アラウンドイヤー化 - dai_h_73’s diaryを書きましたが、MDR-M1st純正イヤーパッドに、シリコン角ゴムを埋め込んでから、振動板と鼓膜の距離が明らかに短くなり、CD900st低音量感十分だよって思えたからです。また、MDR-Z1000とATH-W1100のイヤパッドの組み合わせだと、振動板と鼓膜の距離が長くなってしまい、低音量感が減ったと感じます。

またまた、「フラットな音」に話はそれますが、新コロがひと段落したら、自身の大学卒業論文のテーマでもあった「ヘッドホンの音場比較法による周波数特性の測定」をしてみようと思っています。(現在機材確保中です)測定は以下のプロセスを行います。
・70dB一定の音場作成します。在学中と違って、B&Kのマイクロホンシステムは無いし、無響室も無いので、カラオケボックスAmazon | IK Multimedia ARC System 3 通常版 - 音場補正システム【国内正規品】 | 楽器・音響機器 | 楽器を使って、イージーに作成しようと思います。
Amazon | EarStudio ES100 MK2 24bitポータブル高解像度Bluetoothレシーバ/ヘッドフォンアンプ/DAC、AAC、aptX、aptX HD 黒 | EarStudio | ヘッドホンアンプのアプリが10バンドなので、これに合わせたテストトーンを使おうと思います。在学中と違ってHPのトーンジェネレータは無いので、予め周波数毎に正弦波のWAVファイルを準備しようと思います。
・テストトーン10バンド毎にスピーカとヘッドホン交互に聞いて、EarStudio ES100アプリのグライコを調節して、同じ音量になるように調節します。
・出来上がったグライコカーブをプリセットします。
当ブログで、設定を公開していこうと思いますが、あくまでも自身の耳の形状に依存する周波数特性なので、一般に適用できるかどうかは不明です。
学生当時、他のゼミ生達で測定したところ、余裕で6dBくらいの誤差はありました。傾向は似たようなカーブでしたが。

大好きなブライアンの新譜が出たばかりのようです。相変わらず気持ち良いです。
www.brianculbertson.com

ちなみに、ブライアンは、MDR-7506を使っているようです。こればかりは、音場補正せずにMDR-7506で聴くのがフラット?なのかな?
www.youtube.com


MDR-CD900st
MDR-M1st
MDR-7506