ヘッドホン:DACなど

1年位前かな?モダンPCオーディオ音痴でした。相変わらずハイレゾはオカルトチックに感じていますが。

先日ひょんなことから、以下を入手しました。
EarStudio ES100 MK2
https://www.amazon.co.jp/dp/B078H4YD2L
なんかオークションサイト(もちろん中古)で\5,000.-税込み送料込みでした。

グラフィックイコライザです。僕にとって約30年前からのテーマなんです。ホームオーディオですがADC SS-525Xというグラフィックイコライザを当時入手して、自動音場補正をトライしてました。今と違ってアナログフィルタだったのと、操作性の悪さから、常用とはいきませんでしたが、スピーカから大音量のピンクノイズが放たれて、数分かけてADC SS-525Xが補正していく様は感動モノでした。自動補正物といえば、カセットデッキAKAI GX-R99というのもありまして、音楽ソースのスペクトラムから、SOL,MOLを判断して、BIAS量とEQ量を自動調節するんです。こちらも感動モノでした。モダンな人にとってはなんのことやら。

以前は、ディジタルフィルタという考え方がなかったので、ピュアオーディオにとって、イコライザは邪道でした。話はそれますが、一眼レフディジカメ。ニコンキヤノンソニー(旧ミノルタ)もかな?明るいレンズと大きな光学半導体で、ある意味アコースティックに品質を確保しようと頑張っていますが、不都合な真実として、iPhone等の安価な光学系に、ディジタルフィルタを組み合わせて品質を上げようとするアプローチが有効と証明されつつあると思うのです。オーディオ業界も、ディジタルフィルタによる自動音場補正が幅を利かせてくるに違いないと思うのです。なにせ最近の高性能DACはチップ内でリアルタイムにディジタルフィルタが動作するのですから、音質劣化は無視できるよね。そして昔々のアナログチャンデバは、位相特性が暴れまくって良い音は宝くじを引くような確率で決まるといった感じでしたが、今はAVアンプにディジタルフィルタによる自動音場補正が搭載されていて、ワンタッチで補正完了するそうです。もちろんディジタルフィルタなので例えば48dB/octなんていう極端なフィルタでも位相の乱れとは無縁なのです。自身が万が一金満になったら、9.1chAVプリアンプにバランス駆動のパワーアンプを8ch用意して、JBL4344をネットワークレスバイアンプで駆動してみたいと思います。

いろいろ話がそれましたが、ES100なんです。ディジタルフィルタによるグライコがiOSアプリで動作してくれるのです。で、ヘッドホンの自動音場補正...どうする?色々調べてみましたが決定打は無いようです。実は、劣等生でしたが大学では、音響研究室に所属していて、研究テーマはヘッドホンの周波数特性の測定方法でした。今思うともっとまじめに取り組んでいたらと思います。で、何をやったかというと、無響室内に、スピーカと 校正済のB&K社製マイクロホンを設置(マイクアンプ含め200万円位かな)して、SIN波形を30-16kくらいだったかな?20ポイントくらい再生して、あらかじめ70dB一定の音場を作っておきます。次に、学生とヘッドホンを中に入れて、20ポイントのSIN波形を、スピーカ / ヘッドホンを交互に聞いて、ヘッドホンの音量をスピーカと同じ音量になるまで調節するのです。これを学生8人以上でサンプルを取得して、周波数特性の平均と分散のグラフを描くと完璧に測定できるという寸法なのです。ただねぇ~高価な設備(無響室、多分億行くでしょう)そして学生のバイト代、更には再現性は?という問題点もあります。一方で最近は、こんなのもあったりして、
ARC System 3
https://www.amazon.co.jp/dp/B087MWDWP9
当時研究室でやっていたことが、疑似的ながらパーソナルに出来るようになりつつあるのかなって思います。そんな方法で自分だけの(笑)ヘッドホンの周波数特性が入手出来たら、ES100にセットして常用したいなんて思います。
とまぁいろいろ書きましたが、数か月前にヘッドホンのバランス化ということでこんなのも入手していました。
iBasso Audio DC01
https://www.amazon.co.jp/dp/B07RTRB5MR
素の状態で比較視聴すると、何となくだけれど、iBasso Audio DC01のほうが好きかなぁ~。もちろん両方とも有線接続で、以下視聴しました。
MDR-CD900民生用バランス改造済
MDR-CD900stネオジムバランス改造済
MDR-Z1000バランス改造済

ただねぇ~「トランスペアレントな音」以下引用
https://snext-final.com/products/detail/A8000
というのがあって、いくら補正しても振動版の応答特性は嘘をつかないっていうのがあり、僕も強く同感です。もしあらゆるヘッドホンがディジタルフィルタによる音場補正が実現出来たら、finalの技術者が主張する通り振動版の応答特性で優劣が決まると思うのです。丸裸の世界です。ES100で丸裸を実現できれば面白いのですが、とりあえずはARC System 3に付属でついてくる主要ヘッドホンのプロファイルをカンニングしてES100に仕込むしかないのかなぁ~って思います。
上記に関連して以下サイトの引用ですが、MDR-Z1000は、周波数-位相の変化がとても素直だそうで、丸裸に出来たらリファレンスになる予感がします。
https://sandalaudio.blogspot.com/2019/09/mdr-m1st.html

この日記って、興味ない人が見たらチョーつまんないだろうなぁ~。

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以上

キーワード:
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