ヘッドホン:MDR-CD900ST:アラウンドイヤー化

連日イヤーパッドに悩んでいました。

DIYヘッドホンとして他の追従を許さないMDR-CD900STイヤーパッド問題です。

私の結論は、MDR-M1ST純正イヤーパッド + シリコーンゴム角紐(SR151) 6×6mm * 100mm で満足しました。
・そこそこのCP
・純正感??!もあり
・入手性も安定している
・装着感の良いアラウンドイヤー
・振動板-鼓膜が短距離となる

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/269612/
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https://item.rakuten.co.jp/egaos/d12-0002-01_a4/
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シリコーンゴム角紐(SR151)をMDR-M1ST純正イヤーパッドにセット(指で押し込むだけ)したところ
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なお、シリコーンゴム角紐は、イヤーパッド上部〜後方にかけて押し込むようにセットします。

あまり耳が良く無いので、正確に表現できてないかも知れませんが、装着感が良いにも関わらず、音が近くてストレートで、低音の量感も十分あると思います。MDR-M1ST純正イヤーパッドは振動板をおおうネットが極薄なのでストレートな音になっているように感じます。また、振動板が近いので低音の量感も十分出ていると思います。気持ち良いシンバルサウンド(刺さるような高音とも言う)も健在です。

このヘッドホンは買ってきてそのままだと極薄のイヤーパッドによりギリギリオンイヤーな感じになるんですよね〜。これが賛否両論なんです。賛成派は、イヤーパッドが極薄のためドライバーと耳の距離が近くなるので音がよく分かるということ。反対派はイヤーパッドが極薄のためクッションが浅く耳たぶ付近に隙間を作ってしまい低音の量感が損なわれてしまう。オンイヤーなので耳が潰れてしまい耳が痛くなり長時間の使用に耐えない。反対派のニーズに対応するために、サードパーティ製のイヤーパッドや、他機種の純正流用の話題がつきませんでした。(なぜか過去形)

最近10年くらい前からイヤーパッド面に対して角度を付けてドライバーを固定する方法が主流になっていると思います。
SONY/MDR-1R〜MDR-1A〜
SONY/ MDR-Z1000
SONY/ MDR-M1ST
Audio Tecnica/Art Monitor シリーズ
その他大多数〜
最近気づいたのですが、MDR-CD900ST純正イヤーパッド(ペラペラ)を角度の付いたMDR-Z1000に付けてみると、アラウンドイヤーになるんですねぇ〜驚いたことに!そのためMDR-CD900STのバッフルを加工してドライバーを角度を付けて固定すればアラウンドイヤーになるのではないかとの仮説を立てました。というのは、イヤーパッドとバッフル板の間にほんの少しで良いので空間があると、耳たぶがフィットする様に収まってくれるのです。
モダンなヘッドホン同様にドライバー角度のついたバッフル板をどう作るか?当初は3Dプリンターで作る事を思いつき、3Dデータの作り方を習得するために、渋谷Fab Cafeの講習に参加しました。若くて優秀な講師のおかげで難なく3Dデータを作ることが出来ました。しかしながら十分な精度を確保しようとすると、光学式3Dプリンタ出力を選択する必要があり、バッフル板左右で下手したら万単位のお金が出ていく状況でした。予算的に無理、趣味の範疇を超えている。
いろいろいじくっていて、ひらめきました。イヤーパッドの上部後方、バッフル板とイヤーパッドのフカフカの間に詰め物をしてかさ上げすると、外耳の入るスペースを確保できるのではないか?同時にドライバーも相対的に角度がつくのではないか?更にはオンイヤーの時に外耳の厚み分がアラウンドイヤーになったことで、ドライバーば耳により近くなるのではないか?当初プラ板か何かを加工してこれを詰める事を考えました。しかしながら夜中のためプラ板買いに行けない。試しにティッシュペーパーを丸めたものを詰めてみました。ビンゴでした。
これもしかしたら流行るのではないかと思います。(自画自賛)
何が良いって、材料はティッシュ2枚、そして加工は工具不要で丁寧にやっても20分。そして可逆性があるのでいつでも元に戻せる。
僕は純正ペラペライヤーパッド反対派だったので、サードパーティ製のイヤーパッドをいろいろ試したのですが、純正イヤーパッドティッシュ2枚がとても良く感じます。
しかしながら、いざティッシュ運用してみると、気分の問題なのですが、なんとなく頼りない。そこでインターネットをふらふらしていてたどり着いた素材が、「シリコーンゴム角紐(SR151)」6mmと7mmを購入してみて試したところ、6mmで十分アラウンドイヤーになることを確認出来ました。

MDR-CD900ST純正
MDR-7506純正
ATH-PRO5MK2
と迷走しましたがこれにて一件落着しました。