ヘッドホン:SENNHEISER HD600 番台:(2) エージング

  • 急に病気が重症になって、HD580 Precision、HD650GE、HD660sを立て続けに入手して、比較なんかしてみようと思ったとですが、HD660sのエージングがあまりにもドラスティックに変化したので、独立して記事にしました。

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  • SENNHEISER HD660s は、最初の所有者は30時間鳴らして手放して、2番目の所有者は15時間鳴らして手放したとのことで、中古を入手しました。
  • 最初の印象は、こもっていて、特に高域の歯切れが悪くて、万が一もしかしたら偽物と思う程酷い音に聞こえました。これなら手放しても仕方がないよなって思いました。入手前にヨドバシ本店で鳴らした時も同じ傾向で、本当にリファレンスクラスなのか疑問に思いました。この感覚ってMDR-M1stにとても似ていました。前評判は良いのに、鳴らしてみるとヒドイという感覚が誤魔化しきれませんでした。
  • その後、いろいろ調べるとHD660sはエージングが必要とのこと。
  • それならば、きちんとエージングしてみようと思い、インターネットを色々調べました。SENNHEISER HD660sのエージング目安は200時間くらい必要だそうです。ヘッドホンのエージングサイトというのがあるそうで、今回はこれを利用しました。エージングサイトを利用すると、10時間分が1時間で完了するそうです。そのため、エージング200時間分実施する場合、エージングサイトでは20時間(20回)実施することになります。
  • 以下、エージング内容です。都合50時間分になるのでしょうか?
    • SENNHEISER HD660sはオープンエアー型なので、音漏れが多いです。そのため、リュックの中に入れて、エージング サイトで1時間エージングしました。
    • 更に、リュックの中に入れて、エージング サイトで1時間エージングしました。
    • 音楽を最大音量で30時間鳴らしました。

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  • エージング50時間の感想として、音の抜けと言ったらいいのでしょうか、こもった感じがかなり改善したと思います。ヘッドホンに関してエージングは不要で意味無しとの説もありますが、SENNHEISER HD660sに関しては、体感できるのではないかと思いました。

キーワード:
SENNHEISER
HD580 Precision
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HD650
HD650GE
HD660s
Golden Era
エージング
エージングサイト
MDR-M1st

ヘッドホン:SENNHEISER HD600 番台:(1) 散財中


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  • 以前下調べをしました。ヘッドホン:SENNHEISER HD600 番台:(0) 購入検討:(評論家について思う事) - dai_h_73’s diaryそして、オークション等で入手した機種は以下の通りです。なお、あらかじめ病気が重症になることを見越して、中華製のイヤーパッドを確保して、これを普段使いとして使用することにしました。そのため、後日比較なんかしようと思っていますが、各機種の裸特性が比較出来ると思います。
    • SENNHEISER HD580 Precision
      • 中古を落札:消耗品を交換したので状態は良いです。
      • バッフルのメッシュ素材が黒の貴重品でした。音質的に最も好みでした。
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    • SENNHEISER HD650:ジャンクを落札:以前は音出しOKとのことでしたが、左のドライバのボイスコイルが駄目でした。そのため部品どり決定。(涙)
      • HD650ジャンクですが、悪臭がひどく埃と油まみれで掃除が大変でした。
      • お金はかかってしまいましたが、掃除の過程で分解方法をインターネット検索して、分解技術と度胸を手に入れました。
        www.youtube.com
      • 同シリーズと長く付き合っていく勇気と覚悟も同時に手に入れました。草
      • こちらのシリアルは、0X~台でした。後述のGolden Era以前のモデルのようだったので、ドライバ破損は非常にもったいなく思います。
      • とりあえず適当な中華ドライバに入れ替えて遊んでます。
    • SENNHEISER HD650:中古を落札:シリアルを質問したら教えて頂けて、あっさり落札出来ました。
      • ワンオーナー品で、シリアル番号がビンゴだったので、ほぼ間違いなくGolden Eraと思います。2個目で入手出来てラッキーだったと思います。
      • こちらも手際よく分解し、食器用洗剤、歯ブラシ、アルコール等を駆使して清掃いたしました。
      • ドライバの端子の接触不良がありました。上記の分解動画で紹介していましたが、ドライバユニットの極小スプリングを修正しました。
      • 振動板の中心が(左右両方)つぶれて(押し込まれて)いました。少し勇気がいりましたが、ユニットの裏側から「ぷっ」っと息を吹きかけて修復しました。「ふ~」ではなく「ぷっ」が良いようです。さらにノウハウと度胸がつきました。草
      • オリジナルを尊重したいので、Dmaaチューニングは行わない予定です。(既に出来ないし)
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    • SENNHEISER HD660s:中古を落札:年式も新しいし人気があるのか最も高価でした。
      • 外装に一部難ありでしたが、修復出来ました。音質的にはもっとも印象に残らない感じでした。中古とはいえエージング!!?が終わっていないのかも。
      • 同機種がモダンな音質とのことなので、じっくり聞いて体(耳)をエージングしていこうと思います。草
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    • SENNHEISER HD600(未入手):お店で試聴したし、HD580 Precisionがあるので何となく音質の傾向が予測付きます。気長に探そうと思います。(シリアルよりGolden Eraと思われる個体を入手しました)
    • SENNHEISER HD580 Jubilee(未入手):HD580 Precisionの網をHD650ジャンクの網に付け替えると再現できるかな?草
  • SENNHEISER HD600 番台といえば、ハイインピーダンス(300Ω)が主流なことに加えて、オープンエアのため能率が比較的低めです。そのため、音量を確保する目的でヘッドホンアンプということになります。しかしながら、「ヘッドホンアンプからコードが伸びて音楽を聴く」ワイヤレスの便利さを知ってしまったので、ワイヤードのままにしておくと稼働率が下がってしまう。
  • 世間様はヘッドホンアンプとおっしゃいますが、音質がとても素敵なので稼働率を上げるため、音質を犠牲にしてもたくさん聴いていたいと思いました。そのためBluetoothレシーバです。音量的に心配でしたが大丈夫でした。
  • いろいろなネットの書き込みを読んでいると、「ハイインピーダンス→駆動力が必要」との記述を見ますが、ほんの少しでも電気回路をかじった経験があれば誤りであることに気づくと思います。音量の確保の問題は残りますが、アンプの負担という事であればローインピーダンスの方が負担が大きいのです。
  • その証拠に、一般的なオーディオアンプのスペック表には、4-16Ωとか書かれていたりして、16Ω以上を接続してもオーディオアンプは壊れませんが、4Ω以下を接続すると限りなくショートに近づくのでオーディオアンプが壊れます。
  • ハイインピーダンスのヘッドホンは、アンプに優しいけれど音量の確保が難しく、音量の確保が出来ればとりあえず問題なしと思うのです。スペック的にも同一のアンプであればハイインピーダンスの方がダンピングファクタが高くなるので、世間で言われているほど気にしなくて良いかと思うのです。もちろん別途ヘッドホンアンプを使用すれば、使用しない場合と比較して音質は良くなると思いますが、ヘッドホンの機種を超えるほどの改善(変化)は無いと思います。
  • そもそもヘッドホンアンプにお金を掛けるのであれば、その分を追加してHD800系を購入した方が幸せになれるように思います。
  • いろいろ書きましたが、普段は並みのBluetoothレシーバーで聴いて、ちょっと真面目に聞くときはES100 MK2 Bluetooth Receiver – Earstudioでバランス駆動すれば良いかなって思います。
  • 一番心配していたHD580 Precisionですが、きちんと音量確保できました。AKG K701よりも気持ち音量を上げる程度でした。アンプのボリュームって出力電圧とリニアだからね。
  • SENNHEISER HD600 番台をぱっと聞いたところ、どの機種も共通して感じたのですが、キャパシティが大きい、つまり音量を上げてもやかましくならないです。TDLのパレードBGMが比較的大音量だと思うのですが、やかましくならないので赤ちゃんが泣きださない感じといったところでしょうか。裏を返すと、ぜいたくな悩みなのですが、適正な音量をどこにするのか迷います。草
  • HD650が低音寄りとの評判ですが、思ったよりもスッキリしていたのが意外でした。お店の試聴ではHD600(HD580)が好印象だったのですが、家で数時間聴いてみるとHD650が好印象になりました。最も分解清掃を念入りに行ったので愛着バイアスがあるかもしれません。
  • HD660sが評判ほどいいと思えませんでした。有名なレビューアの記事Sandal Audio: ゼンハイザーHD660Sの試聴レビューにも書かれていたので、たっぷりエージングしようと思います。
  • じっくり聞き込んだら音質比較なんかをしてみようと思います。

キーワード:
SENNHEISER
HD580
HD580 Precision
HD580 Jubilee
HD600
HD650
HD660s
Golden Era
Dmaa
ES100
グランド分離
バランス駆動
AKG K701
オープンエア

オーディオ:音場補正(3):A-7vl、88.2kHzで動くじゃん!!

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  • そんなこともあり、おこずかいそんなに無いし、SRC2496購入のモチベーションが著しく低下していました。新品を購入するのが手っ取り早いのですが、オークションで狙うこと1年、手ごろな価格で落札できました。(1万円を大きく切りました)
  • 動作確認もそこそこ、AES/EBUケーブルを入手したり、1ヶ月近く放置していて、本日セッティングしてみました。写真の通りなのですが、音が出ました!!

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  • 音の違いはあるのかどうか?正直分からないけれど、演算誤差によるビット落ち等が最小限に抑えられているはずなので、精神衛生上気分が良いです。
  • A-7vlは以下すべての組合せで動作しました。
    • サンプリング周波数:32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz
    • ビット深度:16bit、20bit、24bit

キーワード:
BEHRINGER
SRC2496
DEQ2496
A-7vl
AES/EBU
アップサンプリング
整数倍
演算誤差
44.1kHz
16bit
88.2kHz
24bit
音場補正

ヘッドホン:MDR-Z1000:ヘッドバンド問題

  • 自身の価値観として外見より中身を重視する。少なくとも自己認識としてはそうなんです。
  • ヘッドホンを多数所有すると、PUレザーの加水分解による劣化が避けられません。なかなか悩ましいですよね。ヘッドホンは肌に触れるので体から放出される水分がイヤーパッド、ヘッドバンドに付着するのが避けられないのです。特に夏は汗が多量に付くので気がついたら乾拭きするようにしてます。しかしながら中古の叩き売りを入手するとはじめからボロボロなんです。
  • そんなわけでいろいろ考えました。外見に犠牲になってもらい、音質に影響無く、ボロボロのカスとも向き合わなくて良く、簡便で安価な方法を発見しました。文書にすると大げさですね。
    • 考え方として、ボロボロのカスが出るのであれば、予めカスの原因を全て取り除けば良いのです。PUレザーをガムテープ等で完全に剥がしてしまうのです。
  • やってみたのがこれです。
    • 一部施術済み
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    • 完全施術済み:実は同機種を2台所有しています。2台目はヤフオクで実質\4,000位で落札しました。出品者が無知なのかジャンク多量売りに紛れ込んでいました。
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    • かっこ悪い?音質に影響は無いです。もちろんカスは出ません。スキンヘッドの人がフケと無縁なのと同じですね。当たり前ですが他機種にも適用可能です。
  • 普段は別に気にならないのですが、電気屋さんのヘッドホンコーナーへ行くのだけ、気が引けます。

キーワード:
ヘッドバンド
ヘッドバンド交換
ヘッドバンド劣化
ヘッドバンド加水分解
ヘッドバンドのカス
イヤーパッド
中華イヤーパッド
互換イヤーパッド
MDR-Z1000
MDR-Z900HD
MDR-Z900
MDR-Z600
MDR-CD900
MDR-CD900st
MDR-7506
AKG K550

ヘッドホン:SENNHEISER HD600 番台:(0) 購入検討:(評論家について思う事)

  • 私自身ブログの内容の通り趣味のAVCネタを多く扱うことが多いです。思春期はオーディオ雑誌に書かれている評論家の記事を参考に機種選定して、バイト代お小遣いを多量投入していました。
  • 評論家の記事をCD全盛の頃までは信じていたのですが、PCオーディオになってUSBケーブルで音が変わると言い出したことで、疑いはじめました。評論家の経歴を調べると、文系の文学部出身が多いことに気づきました。今更なので失笑されそうですが、評論とは文章9割内容1割なんだと悟りました。
  • ここ10年くらいステマステマと騒がれているけれど、私の趣味に関連するオーディオビジュアル業界、カメラ業界は、50年近くステマが蔓延していたんだと思います。だから評論家の方からすると、「ステマ?何を今更?」という感覚なのかもしれない。つまり評論家とはフリーのエバンジェリストなんだと。
  • 暴言かもしれませんが、工学系出身の自身の方が、動作原理等による合理的な判断が出来て、評論家の記事より信憑性が高いということがよく分かりました。
  • 客観的な優劣もあると思いますが、その物差しの一部に「感性」という名の主観が入るので、あてにならないことが多々あると思うのです。
  • 特にヘッドホンはスペックがあてになりません。せいぜいインピーダンスと能率ぐらいでしょうか。
  • ご自身の価値観が重要になってくると思います。
  • 話が一気に具体的になりますが、SENNHEISER HD600 番台の購入を検討しています。つまりマイブームなのです。HD660Sが高価ですし評価も高いようなのです。で試聴してきました。
    • HD580:インピーダンス:300Ω:能率:97dB:まだ聞けていません。中古屋さんで試聴してみようと思います。
    • HD600:インピーダンス:300Ω:能率:97dB:ポータブルでは音量が取りにくいです。他機種と比較して中高域~高域が強調されていて最も好みでした。
    • HD650:インピーダンス:300Ω:能率:103dB:ポータブルでは音量が取りにくいです。HD600とHD660sの中間でした。
    • HD660S:インピーダンス:150Ω:能率:104dB:ポータブルでもなんとか音量が取れました。私が分かっていないのか?...地味、ちょっとこもっていると感じました。
  • 音量が取れて便利なのはHD660Sなのですが、HD600Sって今更発売しないよなぁ~。番外編としてHD599:インピーダンス:50Ω:能率:106dBも試聴してきました。便利で音質も派手で良かったです。
  • HD545、HD565もHD600 番台 直系のようですね。インピーダンス:150Ω:能率:96dBのようなので、ちょっと期待できるかもしれません。
  • でもなんかリファレンスとしてHD660Sを購入してしまうんだろうなぁと思いました。ご自身の価値観...弱かったです。草
  • ヨドバシカメラ新宿本店へ行ったのですが、HD580以外全機種揃っていたのはさすがと思いました。そして近所に住んでいることをありがたく思いました。

キーワード:
ゼンハイザー
SENNHEISER
HD599
HD545
HD565
HD580
HD600
HD650
HD660S

ABAP New open SQL:Code pushdownのツール備忘

ごめんなさい。今回も具体的なソースコードは無しです。
現在、お仕事ではSAP BW系を実装しています。1年間以上SAP S/4関連でベタベタなABAPコーディングをしていたことに加えて、SAP BW/HANAのバージョンは初めて触れるので、SAP BW系でもCode pushdownの環境が充実してきていることを実感しています。っというか、浦島状態でこの3ヶ月位戸惑っていました。

  • 話は変わり、昔々(Win95のころ)、あるところでは(マイクロソフト)、2つの勢力が主導権を争い、南北朝時代に突入しました。(多分)
    • 非定型の情報系(メールを含むグループウェア)のお仕事をしていると、マイクロソフト製品がどれもこれも2種類ある様な感じで、お互いにサービスの互換性がなく、導入時に2択を迫られる感じでした。現在でも南北朝時代の面影が残っています。

(いつもの通り前置き長いですが、、、)

  • そして、令和の現在、あるところでは(SAP)、2つの勢力が主導権を争い、南北朝時代に突入しました。(多分)
      • SAP S4 vs SAP BW, SAP HANA連合軍
      • (ABAP CDS view vs HANA information view)
    • Suite on HANAの時はたしかHAHA liveっていうライブラリー群がありました。以前SAP HANAの検証プロジェクトに参画しているときにいろいろ聞いたのですが、HANA liveはパフォーマンスが思わしくなくて使い物にならないとの判断を下されていました。
    • 私はというとアドオンで動かしたらどうなるかというチームの主要メンバー(と言うより実質1人)で、更に以前参画していた20億件プロジェクトの知見と、SAPトレーニングHA300の設計セオリー通りに実装していたので、一見無理ゲーとも思えるような要件でもパフォーマンス良好とのご判断を頂きました。
    • でっHANA liveを少し覗くとSAPトレーニングHA300の設計セオリー通りにことごとく反していて、これでは駄目だよねって思いました。ただし、HANA liveは急いで作った感があってSAPはブラッシュアップしていくんだろうと思っていましたが、ブラッシュアップしたのはHANA liveでは無くSQL Engineの方でした。つまり(ABAP)CDS viewですね。
    • これと同時にS4の標準実装の主戦場はABAP CDS viewに移っていき現在に至ると思います。
    • 一方でHANA information viewはと言うと、BW on HANAでDSOのHANA intonation viewの自動生成(こちらもHA300のセオリーに反した自動生成でした)や、HANA analysts process(AMDP)なんかを機能追加して、過去プロジェクトで多用して、夜間バッチ処理を3分間程度で終わるようにして、ユーザ様に喜ばれました。
    • 現在、S4はABAP CDS viewで標準が作られていて、アドオンも雰囲気(いろいろ理由は後付けしますが)でABAP CDS viewを採用し、BW4は、Composite providerについてはSQL scriptまたはHANA information viewが自動生成されて、変換(Transfer)についてはHANA analysis processの名残でAMDPのスケルトンが自動生成されて、SQL scriptまたはHANA information viewを実装するようになっています。
  • SAP HANAを語るときに、上級コンサル様が抽象的な内容をフワフワ語る時は、SAP AGが発信元となるCode pushdownやCode to data等をデータベースのゴールデンルールに絡めて語ることが多いと思います。(正直自身は飽き飽きしてます)そして具体的にどう落とし込むの?についてはケムに巻かれて謎のまま。なぜこのようなコンテンツが拡散されてしまったか?私が思うには、S4(アドオン)とBW4およびSAP HANA(Native)に精通した技術者が稀有だからと思います。SAP技術者縦割り(FI,CO,SD,MM,BW...)の法則ですね。私自身は元々MS系を幅広く(Win32API~VB6~VBA~dotNET)を経験してからSAP業界に入ったので、何をやっても二流プレーヤーのままSAP縦割りを横断するようにアサインされて来たので、手前味噌ですが気がつくと一流の二流プレーヤーにもう一歩と言う感じで、SAP HANAと周辺技術について実装も含め網羅的に経験出来ました。
  • では?どんなアーキ、設計、実装がベターなのか?妄想タイム開始です。(国内のSAPベンダでは、政治的な問題で実現は難しいかな)
    • サーバ構成について:SAP AGが語っているように、S4単体で基幹系情報系を盛り込むべきと思います。
      • 過去の国内の提案書はおそらく、ERPとBWの絵が描かれていたと思います。そして過去の提案書を焼き直しして現在も提案しているのだと思います。失敗したとしても提案者のせいにされないものね。そんな手堅さと言うより保険かな?があると安心できます。
      • しかし実装の一メンバーとしては、何を処理するにもデータ連携(コピー)する必要があり、連携する仕組みを実装すると同時に、運用後はデータ間の整合性に悩まされると思います。イニシャルコスト、ランニングコスト共に増大します。またデータ連携すなわち夜間バッチとなるので、リアルタイム経営からどんどん離れて行きます。
      • SAP HANAのパフォーマンスを本気で引き出すと、無理ゲー要件もリアルに取得出来たりすることが殆どです。S4のマスターDBに設定しているSAP HANAにアドオンテーブルで情報系の時系列データを溜め込んでいけば良いのです。S4になってから標準テーブル(ACDOCA,VBAK,VBAP,EKKO,EKPO等)に、タイムスタンプ型の登録、更新日時項目が増えていると思います。これを使用して1時間に1回程度バッチ処理を回せば良いのです。おそらく数分で処理が終わると思います。サービスタイムを気にする必要もありません。なぜなら同一サーバなので、基幹系情報系は一心同体なのですから。
    • S4(ERP)アドオンについて:原則SAP標準のABAP CDS viewを用いて設計するべきと思います。
      • 簡単に書きましたがこれが最もハードルが高いと思います。何故なら現在までSAP標準CDSで書かれた基本設計書を一度も見た事が無いからです。
      • 基本設計者って国内では中堅以上がアサインされると思います。上級コンサルはCode pushdownとか言っているけれど、ERP6.0となんら変わってないじゃんって思っている人がほとんどで、今だに基本設計書の項目定義には、標準テーブル項目(VBAK-VBELNとか)が書かれています。
      • SAP標準CDSで設計すると言うことは、iSalesOrder-OrderNumberと基本設計書の項目定義に書く必要があるのです。中堅メンバーに対してこのような指示を出せる人がいるかどうか?難しいと思います。指示の出し方としては、SAP標準CDSで設計するとワンタイム取引先等のイレギュラー対応を考慮する必要が無くなるから時間が掛かってもこっちでやって、って言い続けるしか無いと思います。
    • BW4(情報系)について:S4インスタンス内のEmbedded BWで実装するのが良いと思います。
      • HANA Information Viewを実装の中心にして、ABAP CDS Viewでラッピングします。HANA Studio-HANA Modelingは、スーパーユーザ向けにEUCを推進するためにデザインされています。そのためABAP CDS Viewを文字ベースで記述するのと比較して、開発効率で雲泥の差となります。また実行パフォーマンスは体感としては平均10倍速く動作します。クライアントや権限制御は、ABAP CDS Viewに組み込みます。今まで通り権限オブジェクトを効かすことが出来ます。
      • BW4になってから、Composite Providerなるものが出てきました。現プロジェクトでいろいろ実装してみましたが、制限が多すぎて、バグが多すぎて、なんとも使いにくい仕組みでした。バグが多いのは仕組み上当たり前の話で、Composite Providerを作成すると、バックでHANA Information Viewを自動生成しているようです。自動生成の仕組みにバグが多数潜んでいるようです。
      • HANA Studio-HANA Modelingは、スーパーユーザ向けにEUCを推進するためにデザインされているので、Composite Providerを習得するコストよりも、HANA Information Viewを習得するコストのほうがずっと少なく済みます。時間依存マスタに関しても、難しいことは無くHANA Information ViewのTemporal Joinを直接叩けば良いだけのことです。(ABAP CDS Viewであっても結合条件にBetween句を書けば良いだけのことですが)そもそも、Composite Providerの仕組みはHANA Information Viewに乗っかっているので、Composite Providerで出来ることは、HANA Information Viewですべて出来ます。

キーワード:
SAP
SAP HANA
SAP S4
SAP S4HANA
SAP BW
SAP BW4
SAP BW4HANA
Embedded BW
CDS View
ABAP CDS View
HANA View
HANA Information View
Composite Provider
Code to data
Code Pushdown
Codepushdown
Pushdown

自転車:スタッガード & アヘッド:街乗り自転車:(8) まとめ

  • 先代のBD-1の故障から、ベース車両のOpera Luxury Artemisiaを勢いで入手して、手を加えて納得いくまで半年近くかかりました。たかが自転車なのに感覚がくるっていますね。しなしながら、街乗り自転車を以下のように考えるのならば、今までで最もしっくりくる自転車になりました。
    • スカートでも乗れる容易性
    • ちょっとお買い物へ行くための荷物が容易に積載可能
    • 発進、停止が苦にならない
    • 中途半端なロードをカモれるポテンシャル
  • 振り返ると、魔改造のオンパレードのように感じます。万が一同じような自転車が欲しいという奇特な人のために、よりイージー方法を考えます。
    • ベース車両はRITEWAY PASTUREにしておけば良かった。
    • リアが135mmOLDなので魔改造せずに済む。
    • 外装8段で、11-32Tが付いているので取り敢えずそのままホイールが使える。

そんなわけでこの自転車はそのまま乗っても充分良いと思います。

  • ドクターSUDA風に(わかる人いるのかな?草)改造プランの妄想タイムがスタートです。
  • エクセルクオーツアルファまで、待てばよかったかな。ホイールサイズ:700cが大きいと思います。でもデザインがシンプルすぎるんだよね。

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Opera Luxury Artemisia
オペラ ラグジュアリー アルテミジア
RITEWAY PASTURE
パスチャー
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ミヤタ自転車
MIYATA
エクセルクオーツアルファ
エクセル クオーツ アルファ
Quartz XL alpha